蔵は漆喰の箱となっています。その内部を紹介します。
外側から太い竹小舞の隙間に土壁を投げ、押し込めます。
撮影 2018年8月25日
これを裏返で整え、中塗をします。
撮影 2018年10月28日
上の写真は二階で、その上の写真は一階の写真です。
上の写真で壁に埋まるように貫と呼ばれる材が、柱と柱を結合するように取り付けられています。この柱と壁の間に隙間があり、板をはめ込みます。
撮影 2019年1月31日
撮影 2019年1月31日
上の写真は一階の東側と、南側です。
二階も同じように板をはめ込みます。
撮影 2018年12月17日
板は土壁より内側ですが、解体の際に土壁を剥ぎ落すと外側から見えます。
撮影 2013年3月6日
蔵の南側です。文化十年に移築で建立した蔵、壁土の中にあり、痛みはそれほど見られません。
床板も古材を極力使用し取付ます。
撮影 2019年1月31日
壁の窓、入口の扉も壁と同じように、土壁、漆喰で塗ります。
古い漆喰、土壁を落し、竹木舞など土壁が取り付ける細工を解体前の細工と同じように取付けます。
撮影 2019年1月30日
土壁を塗ます。
撮影 2019年1月31日
扉も同じような竹小舞(二枚上の写真の左端タイプ)を取付け、土壁を塗ります。米蔵と同じように、完成時の運搬の労力から蔵の中で壁塗作業を行います。
撮影 2019年1月31日
扉取付た写真は次回に紹介します。
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