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道具蔵
水切瓦修理
工事
2019年4月14日 更新
水切瓦の工事は米蔵でもありました。その一連の工事見れなかったので道具蔵の工事を紹介します。
水切瓦は上から雨垂れを壁に当てないようにします。最近は飾りのようにつけている建物を見掛けます。水切瓦は土と漆喰のみで壁に取り付けます。道具蔵に取り付いていた水切瓦。
撮影 2012年12月7日
下側瓦の右奥は瓦が落ち、溝のような線が見えます。
土と漆喰だけで壁に取り付けると言っても最初は台を作ります。
撮影 2018年10月26日
土壁ですので竹釘を打ち平板を乗せます。さらに下からの支えも作ります。
撮影 2012年12月7日
長いのも同じようなのを作ります。
撮影 2018年10月26日
この上に壁土を乗せます。
撮影 2018年10月26日
撮影 2018年10月26日
その上に漆喰を混ぜたのを置き、
撮影 2018年10月29日
瓦を被せ、押しつけます。
撮影 2018年10月29日
瓦を抑える際には下支えの板など残っています。
同じ大きさの瓦であれば瓦の隙間に漆喰を塗れば等間隔になります。今回は古瓦を再利用していますので、漆喰が等間隔になるように目安線を入れます。
撮影 2018年10月30日
この時下支えの板などは取り除かれています。支え設置から4日です。
漆喰の下地を塗ります。
撮影 2018年10月30日
取り付けられた瓦を下から見ると、
撮影 2018年11月1日
土だけで支えで、土壁に取り付いています。壁の漆喰塗を終り水切瓦の漆喰、まず下地漆喰です。
撮影 2018年12月19日
漆喰を数回塗り、コテで撫ぜ擦り光らせます。
撮影 2019年1月31日
蔵の出入り口にヒサシがあります。そこにも水切瓦があります。瓦を下ろすと板はボロボロでした。
撮影 2013年1月16日
板を取替ルーフィングシートを敷き、瓦を葺きます。
そして、壁との境に水切瓦を葺きます。
撮影 2018年12月21日
壁への水切瓦の取り付けは左官屋さんの仕事であったが、この箇所は瓦屋さんの仕事でした。壁の水切瓦は土佐特有ですが、上の写真の箇所の水切は上方にもあるとのことです。
撮影 2019年1月21日
このような水切瓦上方にもありますが、瓦の向きが180度逆、膨らんだ方が上になるそうです。
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