安岡の家住宅<国指定重要文化財>

   平成17年7月22日に「安岡の家住宅」の居室部、座敷部、道具蔵、米蔵、釜屋、数箇所の附(ツケタリ)指定及び宅地(敷地内の石垣、水路を含む)が国の重要文化財に選定されました。平成24年から修理保存復原工事が始り令和元年12月に竣工しました。一般公開を奇数月(除く7月)の第4土曜日、日曜日に香南市主体で実施中、事前に申込が必要です。天候条件などで中止、曜日変更になる場合ありす。一般公開の実施状況及び参加要領は、香南市HP参照または文化財センターに問合下さい。

 下写真安岡の家住宅の全景 

 
  2020年1月 新東住建殿撮影 

   2022年5月 TSUK撮影
 南(手前)から北へ・西(左)から東へ
  1列目 西塀、西門(取付前)、 番屋、本門、修理した黒漆喰の塀、御成門
  2列目 雪隠、傍士栗、中門に続く塀、塀重門、主屋(座敷部)
  3列目 新宅、主屋(居室部)、道具蔵(蔵の背後に防災用ポンプ室)
  4列目 米蔵、五右衛門風呂、釜屋

 工事竣工に合わせて道具蔵(一階)を展示場にしました。以下の展示があり(一部終了)ます。
 終了した展示の内容は本HPで参照可能です。
   ①山北コーナー
    「安岡の家に保有されている情報から山北関連を展示」(休止中)、
   ②流離譚コーナー
    「新潮に掲載された流離譚連載の回を追って関連情報写真など展示」:終了
   ③正面展示コーナー
    「軸・額などを展示」します。展示内容を本HPに掲載。
   ④安岡の家の系図関連
   ⑤建物関連(古材、木組、大工・左官・瓦葺などの工事)記録展示
 展示は道具蔵の展示以外に主屋にもあります。

今回の更新 今回更新 2025年8月20日
額(書)など
(次回更新未定)
   
●屏風(主屋展示)
 以下の二つの屏風を展示しています。これらの屏風の誕生物語を本HPで紹介しています。
 ・十二人の仙人が描かれ 六曲一双
 ・猿が描かれた 六曲一隻

 

 屏風の誕生の話を紹介します。


 

●青苔日厚處
 せいたいひあつきところ
詳細は上をクリックして見て下さい。
   左の書は別役儁が弟又彦に送ったと題箋から読みました。兄別役儁は、弟又彦に何を書き送ったのでしょうか?

●大石圓の書
 お上に残されていた大石圓の書
詳細は上をクリックして見て下さい
   「大石圓の書」が お上の座敷に飾られていました。書いた時期期などを探ります。

●弘化時代の安岡の家を再現
 弘化時代の安岡の家をジオラマ作家に作って頂いきました。一部に手を加え、居間に展示しています。
 ジオラマ作成の過程を紹介します。
   弘化時代は今から約180年前で、六代前の恒之進が四坊安岡の主人でした。
 恒之進は廣助に続き多くの建物の増改築をしました。
 ●嘉助の褒章
 明治二十四年に嘉助は従四位を受けました。
           
関連記事 備 考
安岡の家住宅の全体
・住宅の前面から
・住宅の西側と米蔵
・東側の溝

・射場
・番屋と本門

松の木があった頃
・移築された建物

・安岡の家を空から
安岡章太郎顕彰碑建立
 
座敷部
座敷部の全景
・床の間と書院作り
・竹節欄間 
・建物の形式と規制の伝承
・蟻壁長押
・襖の取っ手金具
左右瓦と瓦前面

取付けられた竹節欄間 20160708

・米蔵と道具蔵
・蔵と水切瓦

・蔵の修復保存工事の解体でこれまでの水切瓦などの記載に誤り判明  修復保存工事参照
番屋復元工事
・工事開始
・柱組立/屋根工事
・壁中塗/蔀(しとみ)
・瓦葺/瓦漆喰等
・漆喰壁塗り
・土間三和土(タタキ)

・番屋・本門復元工事竣工
・文政13年建立本門の謎
修理保存工事

2013年5月主屋 居室部(修理前)
・道具蔵蔵工事
・米蔵工事
・釜屋工事
・雪隠工事
・主屋工事
・我楽多
・修理工事等々 色々 
・釘仕舞
・冊子 安岡の家の歴史を解体・復原する


2017年7月主屋 手前:居室部
           奥:座敷部

  ● 展示場<道具蔵>
 2020年11月から道具蔵を展示場とし、常設コーナー、企画コーナーを設け、常設コーナーには建物、系図関連などを展示、企画コーナーには「山北」、「流離譚」、「正面額などの展示」があります。
 流離譚コーナーの更新は終了しました。これまでの展示内容をPDFでご覧頂けます。
山北コーナー展示
流離譚コーナー
正面展示コーナー
展示場<外展示>

 
瓦外展示 
瓦の形 右左瓦 谷筋瓦 丸瓦
瓦の屋号 山勘・山北伊・中山など
 文様 巴右回・左回 唐草など
  外展示<瓦>
座敷の庭から石橋を渡ると射場の説明看板の手前付近に瓦を展示
 
 右奥に使われていた平瓦、左側に丸瓦が置かれている。


  ● 展示<道具蔵の以外>
道具蔵以外で行っている展示を紹介。
 

  ●展示している屏風の物語

・猿の屏風 六曲一隻
・十二人の仙人 六曲一双の屏風
の屏風を居間に展示しています。
これらの屏風の誕生の話を紹介します。

左は十二人の仙人の一枚
  瓢箪から駒
です




安岡の家の歴史


・郷士生活の開始
・廣助と郷士生活
・揺籃の時代開始
・揺れて見えない時代へ向う
・揺れ動く時代に
・山北に来た内膳、槙姫
・揺れる時代を走る
・残された者の時代に
・安岡の家(お下家)の家系図


 安岡の家(お下)の初代は覺兵衛正元であるがそれより前に来た喜三郎重正は、いつ、どこから山北に来たのか。
安岡の家はどこから、いつ山北に来たのかPDF
 
安岡の家にあった文書

・建白書の写し
・奉願口上(褒賞)
・宛リ證文と押印
・文助日記(一部) 
・入湯願指出 
・文助日記の最後と系図 
・子年菊日記客間障子工事記録
・正徳獄中から正風へ
・大工への支払記録 
・建物に残された墨書
・古い写真から
・古い写真から_2
・旅日記
・襖下張り
・恒之進江戸日記
・恒之進と覺之助 PDF
・廣助記録帳(一部)PDF
・安岡権馬正徳傳     
・絵葉書
・絵図
 道中日記、京行雑記などを残した安岡権馬正徳の人生を紹介(20190509)

* 安岡の家資料で1990年代後半に散逸した文書があります。もし、行方をご存知の方連絡をお願いします。

 
 安岡の家にあった道具
・木製用途不明品
・携帯用懐中燭台
・江府則行の測定器
・一絃琴 脚付き、箱収納型
・魚網?RAIN COAT
・養蚕 蚕種紙など
・大きな飾り棚
・番屋に退避していた道具から

・番屋に退避していた道具から底抜け盃、蓋付膳?、熱燗セット、刻み煙草盆などを紹介
・左の漁網の紹介していましたが、蚕網との指摘を受け訂正
安岡の家住宅の補修工事
・客間屋根など
米蔵修理<東側壁の塗り直し
その後も別箇所で雨漏りなど発生し雨合羽を着た状態(
下道具蔵から2012年12月撮影)

山北の生活 ・工事と山北の生活 
・年末から正月の生活 
・植物



正月飾りを載せる三方
安岡の家住宅で撮影された
映画
・闇の中の魑魅魍魎

・絵の中のぼくの村

闇の中の魑魅魍魎
             *、庭に埋めてあった鳩を抱える天使像です。
 いつ誰が埋めたか不明。
安岡の家住宅に置かれている変な機械

西門の脇に四季の四台が並ぶ
20191201

製作当初の形
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       ・一般公開に関して・

 一般公開は奇数月(除く7月)の第4土曜日、日曜日に  香南市が行っています。要領は市のHPに掲載されます。

☆安岡の家のガイドは市で育成したボランティアのガイドが行います。☆

☆安岡家住宅周辺マップ(旧 山北文化の会が作成)☆

      * ⑧「長寿みかん」は残念ながら枯れたそうです。 

記載した内容に修理保存工事などの発見した誤りがあり訂正する場合があります。
引用などの際、注意願います。
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