・瓦の展示場                  20210515 新規
 
 今回の解体で桟瓦は約千百枚あり、刻印された屋号は約百種類ありました。桟(右・左)瓦、丸瓦、熨斗瓦、谷筋瓦などがありました。損傷していない瓦を廃棄せず残しました。

 ・右左瓦
 高知の桟瓦には右と左の瓦があります。右左の瓦は桟の山と下の切込みで区別されます。右左の瓦は藩政時代からありました。今回の修理復原工事では、屋根の瓦は南東の風で吹き上げられないように葺き、屋根の棟の水の流れを考慮して葺き分けています。今回の工事では瓦は釘で固定または銅線で連結し固定しているので吹き上げられることはありませが、昔は土の上に置いただけですので風で吹き上げられる可能性はありました。
 この右瓦、左瓦は前述の目的以外に使われています。屋根の中央での右左瓦の葺き分け、塀の屋根
の内と外の葺き分けがあります。今回の工事では、屋根の中央での葺き分けはないですが、塀の屋根の葺き分けは行っています。
 京都の藩邸跡からも右、左瓦出て来ました。現地の瓦には右左瓦はないようですので、前述の風の向き、水の流れ藩邸の対応ではないでしょう。資材も高知から運んでいますので、単に瓦製造の問題のように思います。

 ・残置瓦
 桟瓦と丸瓦を別の置きました。南側に桟瓦(下写真)、北側に丸瓦を置きました。
 
        撮影 20200830

 ●展示瓦
 *瓦の形状 右瓦、左瓦、谷筋瓦、熨斗瓦、新規作成瓦の展示
 
        撮影 20210403

 *屋号刻印
 
        撮影 20210408
 展示の瓦の屋号は全て異なります。
*軒先文様
 
        撮影 20210408
 手前が軒先平瓦、二段目が軒先丸瓦唐草、最奥が軒先丸巴文様の瓦を主に並べています。
同じ種類の文様でも形、巴の数、巻き方などが異なっています。
 
*番外1 雨落ち石
 
           撮影 20200608
 本門から入って左手に作られていた便所に使われていた贅沢な雨落ち石と礎石の一部です。雨落ち石の角部分をっ二つの石を繋げるのでなく、大きな石を贅沢にL 字型に切り出しています。

*番外2 謎の五角形
 
 
                      ● 安岡家住宅<重要文化財>先頭