・展示場 20221015改訂
展示場は道具蔵及び射場付近の外展示があります。道具蔵の展示場は居室部と渡廊下で連結しています。道具蔵の柱、壁、天井などに手を加えず展示場を構築しています。これら常設の展示以外に、座敷などで期間限定の展示を行います。
入口の左に寝松の切株、寝松の根、右に椎(渡廊下を作った原木)の切株、番屋の角柱、本門の柱の根元が置かれています。角柱と寝松の関連推測のパネルを設置しています。
撮影 20210417
2022年4月道具蔵の入口の展示形式改訂中です。
下写真が道具蔵の展示場の全景です。正面が額、軸などの展示場所、左の棚に山北関連、系図(安岡の家の歴史関連)、流離譚関連資料の展示コーナーです。右が建築関連展示コーナーで古材など展示しています。古材は座敷床下の大引、道具蔵の床根太を展示しています
流離譚関連の展示
家で購入していた流離譚が連載された月刊誌新潮(一部抜け)をガラスケース内置いています。流離譚は歴史小説であって歴史書ではないので狭間を新潮連載の回を追って説明パネル及び関連史料・資料を展示します。
撮影 20220924
系図関連の展示
棚の正面に神奈川文学館で作成した流離譚関連の系図を展示、安岡の家での大きな出来事を展示しています。
山北関連の展示
山北関連は山北に関連した安岡の家に残っていた写真・資料などを展示します。
撮影 20220325
正面展示コーナー
正面の展示コーナーはガラス張りです。中には軸掛け、解体前に座敷で額を置いていた金具を付けています。9月の展示は流離譚の話に合せた流離譚の原稿を展示しました。
撮影 20220924
ガラスの前に取り換えられた座敷部の大引の古材(半分に切断)が置いています。
撮影 20201212
上写真で、大引の上には大引があった床下の写真を展示しています。
建物展示コーナー
建物(主屋)は今回の工事で座敷は文政十一年、居室部は文化五年の状態に復原しています。この時代以降の大きなリフォームが弘化及び明治に行われました。
修理復原工事で取り換えた道具蔵の床根太、番屋などの古材などを並べ、大工工事で使った木組の模型、左官工事の説明パネルと道具蔵で使われていた竹小舞、タタキ工事、瓦工事の説明パネル、家とは直接関係ないですが瓦の版木などを展示しています。
撮影 20210411
また、工事前の模型と工事後の上空からの家の写真も展示しています。
建物コーナーも適宜更改します。
企画展示の内容を展示資料・史料・写真をPDF化して以下の頁に掲載します。
・山北コーナー企画
・流離譚コーナー企画
・正面展示コーナー
また、建物コーナーに瓦の彫り込み、屋号等を紹介しています。
今回の解体で桟瓦は約千百枚あり、刻印された屋号は約百種類ありました。桟瓦以外に、形状として丸瓦、熨斗瓦、谷筋瓦などがあり、軒先瓦・丸瓦の文様も巴、唐草などがありました。一部ですが、大さの異なる瓦、多種の屋号、多様な軒先文様の瓦を射場付近に展示しています。また、射場付近に弓場建設時の状況説明の看板を設置しています。
その様子を 外瓦展示コーナーに紹介します。
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