・展示場 202508 改訂
修理工事が令和元年十二月に全工事が終了しました。その工事記録及び家に残ったの史料などの展示を道具蔵で行うことを考えました。主屋を見学後、そのまま道具蔵に入れるように渡廊下を設置しました。渡廊下の部材は工事開始頃に伐採した四坊山の椎の木です。
下写真が渡廊下を取り付けた状態です。
撮影 2019年12月2日
道具蔵の内部は、重要文化財のため毀損は禁止されています。例えば道具蔵の部材に釘を打ち込むことはできません。自立型の展示設備が必要です。
展示用の棚は渡廊下と同じように四坊山の伐採したクスノキ、シイを使用しました。この部分は長持ちしそうですが、脇の竹垣は6年経る白になりシュロ縄もボロボロとなっている。
また、解体前の米蔵に残っていたササラ板(階段の両脇の板)及び明治20年頃の100年以上前の初節句の飾棚をベースとして造っています。ササラ板はイリヤ(納屋)の二階に養蚕室を明治後期に設置しました。その時の階段で使用したものです。
撮影 20200413
正面が額、軸などの展示場所で公開日で展示内容が変わる予定。右が建築関連展示場で、古材などを展示しています。上の写真では道具蔵の古材床根太を棚の上に置いています。左は展示棚の予定で、流離譚関連資料の展示を考えています。
2020年12月に展示場が整い、展示の内容を展示場内容ページに示します。展示内容には道具蔵内部だけでなく、その他の場所の展示も紹介します。
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