旅日記

 文助日記、菊日記を紹介しました。
 これら日常の記録である日記と異なり、旅日記は別の面白さがあります。
 ・廣助旅日記 廣助が文久九年の旅
 ・恒之進の旅日記 恒之進が安政三から四年の江戸往復・滞在の旅
 を紹介します。
 
 
・廣助旅日記
 これは文化九年に廣助が行った旅の記録、旅日記(横約9cm、縦約21cm)を紹介します。
 
 この日記は旅を読み解く面白さがありました。
旅は以前紹介しました入湯願いを出し、入湯の許可を得て旅が始まります。
山北から立川関所(四国山山越え)、瀬戸内海を渡り、姫路、大坂、奈良・・・
と続きます。そのコースは次の通りです。
 
 何故か、入湯願いを出した有馬温泉に寄った気配はありません。
 その詳細を廣助旅日記(PDF)で紹介します。

・恒之進の旅日記

 恒之進の旅日記は三冊あり江戸往復の記録です。
 下の写真通り虫の被害が多く、表紙がないのもあります。
 日記と呼称していますが、日付順に記載されている箇所は少なくメモに
近い書き物です。
             
下写真位置 大きさ
・下り(江戸へ向かう)日記など  中央 縦68㍉ 横198㍉
・上り(江戸からの戻り)人馬帳  上  縦68㍉ 横198㍉
・差出資料(手本、控など)    下  縦68㍉ 横198㍉


 下り日記には江戸への道中と江戸での生活などが記載されています。
 同時期に江戸を往復した岩井孫六の日記を参照しながら、
江戸への道中、江戸での生活を恒之進江戸へ(PDF)に紹介します。

 恒之進の旅日記で表紙に「上り人馬帖」と記載されている資料を紹介します。
 上り人馬帖には(安政四年)十月九日品川を出て十月廿四日の大津までの宿屋
の記録、持ち帰り品(買物)の記録、勤め関連などの書式資料が残されています。

  上り人馬帖などから持ち帰り品、道中の様子をまず紹介し、そして恒之進と
大石弥太郎の関連、恒之進は佐幕かについて恒之進江戸から戻る(PDF)に紹介
します。

                  ● 安岡家あった文書index
                             
                  ● 安岡家住宅<重要文化財>先頭