● 魚網? rain coatか         20180110 改訂

 釜屋の前から紙に包まれたこんなのが出てきました。
 
 
これは追い込み漁の網でしょう。
 (20180110追記)
 ある方からこれは蚕網ではないかとの指摘を受けました。エビラ(養蚕道具参照)に乗せ上に桑を置き、それを食べに蚕が上に出たところで持ち上げ、下のエビラの清掃を行ったようです。そのため蚕の成長に合わせ網の目大きさが色々あるようですが、現在残っているのはこの一種類だけです。現在、この網は退避してあるので、工事完了後取り出しエビラに合わせたいと思います。

 道具蔵の梁に掛けてあった何か不明を取り出して外で干すと、フサフサ物質の襟付きコートのようです。

 
 どうやって使うのかな考えていました。網などの道具にしてはお洒落な飾り(下写真)がありました。
 

 
もしかしてこの部分襟元ではと着てみました。
 
                     
 どうもレインコート、江戸時代のレインコートではないかと思い直しました。
(20171010 追記)このレインコート擬きですが、恒之進が江戸を往復した記録(クリック 恒之進旅日記 恒之進江戸から戻る)に襟ビロード付の合羽を購入した記録がありそれと思われます。
  着た感じは軽く着心地は良かったです。雨が降った時に水をはじくのか、今度水を掛けてみたいと思ってますが。。。。
  この部材は細い繊維状のものですが、何か分かりません。


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