● 中門からの塀 工事        新規 2019年10月14日

 絵図には中門からの塀は、番屋に繋がっていた長屋までした。長屋は撤去され、東に客人用、西に家人用の便所が作られ、そこまで接続されていました。今回の工事で便所の復原は取り止めましたので、塀は番屋までとなりました。
 中門は流浪の旅がありました。番屋を昭和31年に売却と同時に本門も解体し撤去しました。中門を袖塀も一緒に本門として移築しました(写真)。
 
      撮影 1955年頃
 解体した本門の資材は退避し、番屋も譲り受け復原しました。その復原工事は次の頁を参照(番屋・本門復元)。
 西門から続く踏石を工事のため取り外す。
 
           撮影 2019年9月3日
 塀の柱の礎石を設置します。中門を左に礎石が並んだ終わり付近に設置、その中門から写真右奥の塀に連結します。
 
         撮影 2019年9月23日
 中門と中塀を建てます。
 
          撮影 2019年11月3日
 他の塀と異なり板塀でなく、上部は三角棒を従来通り差し込んでいます。
 瓦の紐漆喰も出来上がり、満月の夕方に中塀を見る。
 
          撮影 2019年12月10日 
 板の上部が三角棒で隙間があるので、塀の圧迫感がないです。
 
          撮影 2019年12月11日
 中塀に沿った踏石は西門を作った明治に置かれました。明治に中塀を作った時には途中に便所がありそこで塀が終わっていました。復原工事では塀は番屋まで続き、番屋との接続は戸で繋がっています。
            撮影 2019年12月14日
 

                     
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