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道具蔵
修理保存
工事 2
新規 2019年1月18日
○ 屋根工事 漆喰塗から置屋根
棟木を避けながら、屋根の上に漆喰を塗ります。
撮影 2018年10月24日
白くなった屋根に垂木を並べます。
撮影 2018年11月1日
上の写真で垂木の下側が不揃いです。寸法で事前に切るのではなく、現地で水糸に合わせて切ります。今回の修理作業で、このような現場で確認して作業をお行うことが多いです。寸法設計だけでは工事が行えない、微妙さがあるようです。
この垂木にヨシズを張ります。米蔵で屋根にヨシズは見たのですが、道具蔵ではヨシズ
を自分は
見掛けませんでした。ヨシズの痕跡があったとのことでヨシズを張ります。
文化財復原の執拗さなのしょうか。
撮影 2018年11月22日
ヨシズを張ったのを裏から見るとスカスカです。
撮影 2018年11月22日
創建時はヨシズの上に瓦土を置いて、瓦を葺いたのでしょう。瓦土が乾いてヨシズの隙間から漆喰の屋根に落ちると思います。屋根の構造が同じだった居室部の天井を紹介します。
撮影 2007年9月26日
居室部は蔵のような漆喰の屋根がありませんので、天井裏に土が積もっています。
撮影 2007年9月26日
この写真で不思議なのは、下で食事をしているとネズミの走る廻る音が聞こえたのですが、足跡がないのです。
道具蔵で葺き替えを行ったとき、ヨシズを止め板張でその上に瓦土を置き瓦を葺いています。その板の一部を取り除いた下に動物の糞か、何か瓦土も落ちています。
撮影 2013年1月17日
板の上に土で瓦を葺いた跡があります。
撮影 2013年1月9日
瓦が葺いているように見えます。
修理ではヨシズの上にルーフィングシートを張ります。ヨシズは隠れます。そして、板屋根では背面が白、ヨシズの上は背面が黒いのを使用し、シートを見難く?しています。
撮影 2018年11月30日
瓦は上の横桟に銅線を取付、瓦と結び固定します。
撮影 2018年12月10日
瓦を葺く列数は設計で指定されています。機械で焼いた軒先瓦を葺いてその数を確認して、その上に葺く桟瓦の幅が決まります。それに合わせて瓦を削ります。
撮影 2018年12月8日
この瓦削り作業が、瓦葺く作業より大変そうです。
瓦葺く時、隣との高さ調整で瓦土を使用します。
撮影 2018年12月13日
この調整作業で
縦横斜め
どこから見ても直線となります。
撮影 2018年12月21日
昔の手焼き瓦ではどうでしょうか。
撮影 2013年1月7日
少し直線がぶれています。
新しい瓦も50年、100年後にどうなるでしょうか。
漆喰を塗り屋根は仕上がりです。
撮影 2019年2月21日
この屋根はこんな貫禄になるのだろうか。
撮影 2007年3月2日
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