居室部建立など                        2014年6月3日 追加          

 座敷部などで発見した墨書を紹介しました。
 全解体で2014年5月に居室部から墨書が出てきました。
 木部工事 全解体で紹介しましたが、再掲します。
 
 
 これは下の写真中央の左から右に伸びた梁の下に隠されていました。
  
 
 その墨書の全体は次の通りです。
 
 他の同じ箇所に使われていたタボ(栓)には書かれていません。煙煤で黒くなって
います。上手いことに書かれたのはそれ程煤が付かず読めます。
 書かれていたのは「文化五辰年八月吉日」タボを作り、書き込み組み
立てようとして、長いこと分かり下を切っています。
 
 居室部も、道具蔵、米蔵などと同じように、礎石の番付などから移築されたようです。
 居室部建立の文化五年の二年後、文化七年に座敷部を建立しています。
 文化五年前には、初代覺兵衛正元どのような建物に住んでいたのでしょうか。
 
 話題は大きくそれますが、文化八年に立てられた碑を家の近くで見付けました。
  
 デザインは現代的ではありませんか。
 どこに置かれていて、どこへ指し示しているのでしょうか。
 街の重要な遺産と思います。



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