米蔵の基礎工事は主屋の基礎工事と概ね同じですが、異なる工事もあり紹介します。
● 北側溝側沈下防止
米蔵は北側に溝があります。溝側の沈下が激しく床根太の束が傾いていました。
2013年5月29日 撮影
溝側への沈下を防ぐため栗石を埋め石積みの裏側を補強します。
試掘で見付かった曲がり角の石積みを保護しながら、解体時の石積みに戻します。
2017年7月29日 撮影
コンクリートで補強しました。
2017年7月29日 撮影
上写真右側がコンクリート補強で、その右西側は石積みを保護しています。
上写真左側で柱を立てています。
この箇所の礎石は解体した状態で高さが取れるの礎石への高さ補正は必要なく光作業をしています。
2017年7月26日撮影
この礎石以外は高さ調整が必要であり、下地に鉄筋コンクリート敷きます。
2017年8月2日 撮影 ↑
コンクリート敷設のための枠を取り付けます。
上の写真で小さな柱を立てている礎石に注目。
2017年8月3日 撮影
前の写真で柱を立てていた礎石を見ると
2017年8月5日 撮影
これをコンクリートで固めます。
2017年8月22日 撮影
そして、タタキ(三和土)を床下全面に敷設します。上写真は敷設後藁ゴザを敷いて養生しています。
2017年8月22日 撮影
礎石の上面水平で並んだ礎石ができあがりました。
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